農場だより 2014.08.29

昨日は、滝上小麦にごり酒「錦仙峡」に使用する自然水の汲み取りを行いました。
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滝上の浄水場での様子です。ポンプとホースを使い、汲んでいきます。
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滝上の自然水の特徴を説明します。
まずは、水道水の仕組みから。

水道水は、川や湖沼の水と井戸水や湧き水を原料に、それを浄水処理することで作られています。浄水処理法には以下の3つがあります。

1.緩速ろ過法
ろ過池に敷き込んだ何層もの砂利層で水をろ過する方法です。現代の方式に比べると、ろ過スピードは非常にゆるやかで、1日で深さ5-6mの水をろ過する程度です。第二次世界大戦前の日本は ほとんどこの方式でした。

2.急速ろ過法
短時間で浄化する方法で、浮遊物を集める凝集剤や、消毒のための塩素を用いて高速にろ過する方法です。現在、日本では74%の浄水量はこの方式で作られます。

3.高度浄水処理法
急速ろ過法の欠点(有機物が残ってしまうなど)を補う目的で考えられた方式で、急速ろ過法にオゾン処理、生物処理、活性炭処理などを加えたものです。通常より、費用が高くなり、水道水に費用をかけることが必要かという問題も指摘されています。

滝上町では、現在、緩速ろ過法を取り入れており、水が美味しいと周りからよく聞きますが、実際に 町の銭湯などの施設では、必ず水を飲めるクーラーが置いてありますし、とても美味しいと滝上に来た早々に感じることが出来ました。

緩速ろ過は、微生物のバイオフィルム形成によって、水を浄化します。この微生物の層は、緩速ろ過膜と呼ばれ、細菌、菌類、原生動物、輪形動物によって形成され、時間が経つと、藻類が増え、より大きな外肛動物、軟体動物、環形動物が生息するようになります。
水が緩速ろ過膜を通過すると、異物は粘性のある膜に補足され、溶解している有機物は吸着し、細菌、菌類、原生動物の代謝に使われます。よく管理された緩速ろ過によって生成された水は特に水質が良く、細菌の90-99%が除去されるのです。

滝上小麦にごり酒「錦仙峡」は、この緩速ろ過法で処理された、塩素処理がされていない状態の自然水を使用して作られていたのでした。


「滝上小麦にごり酒 錦仙峡」
滝上産の小麦を主原料として、麹菌までも小麦に種付けしました。GI値の低いビートグラニュー糖で小麦麹の発酵を助けています。麦の甘さが感じられますし、また、滝上自然水で仕込み、小麦にごり酒の美味しさを高めています。そのまま飲んでも、炭酸割り、焼酎割りなどでもお楽しみいただけます。立込店、宇治店で購入することができます。
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by takinoue_farm | 2014-08-29 17:33 | 農場の日々あれこれ
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